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「厳しい世界で生き残るために必要なものって?」中村太地七段が思わず頷いた、26歳吉沢亮の“回答”とは 

text by

茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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photograph byNanae Suzuki

posted2020/12/25 11:06

「厳しい世界で生き残るために必要なものって?」中村太地七段が思わず頷いた、26歳吉沢亮の“回答”とは<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

若くして活躍するお二人の特別対談。俳優の吉沢亮さん(左)と、棋士の中村太地七段(右)

生涯現役だからこそ「初心を忘れない」

――中村七段も大きくうなずかれて。

中村 本当におっしゃる通りだと思います。長くやっていると自分の立ち位置を見失いかねないので、プロを目指した頃、そして「タイトルを獲りたいんだ」と思う気持ちを忘れないことは本当に大事なことだと思います。それは棋士も俳優も、若くから生涯現役でやり続けられるものだからこそですね。

吉沢 生涯現役だからこそ「初心を忘れない」。たしかにそうですね。

中村 その中で継続して、モチベーション高くやっていく。それが生き残るというか、長きにわたって活躍していくために必要なものなのかもしれない。

 今度、吉沢さんにはぜひプロの公式戦を見に来ていただきたいですね。私も頑張りつつ、吉沢さんのご活躍も拝見したいなと思います。

吉沢 ありがとうございます。僕も頑張ります。

<撮影=鈴木七絵>

#1 棋士も俳優も「準備したうえでのアドリブショー」吉沢亮、中村太地七段が見つけた“意外な共通点”
https://number.bunshun.jp/articles/-/846363

映画『AWAKE』

公式サイト)https://awake-film.com/

出演:吉沢亮 若葉竜也/落合モトキ 寛一郎
監督・脚本:山田篤宏

配給:キノフィルムズ

2020年12月25日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開中

©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

中村太地(なかむらたいち)

棋士。1988年東京都生まれ。2006年、高校3年次に四段に昇段、プロ棋士となる。米長邦雄永世棋聖の門下で学び、2011年度には勝率0.8511を記録し、第39回将棋大賞の勝率1位賞を受賞。また2017年の第65期王座戦では羽生善治王座(当時)に挑戦し、3勝1敗で初タイトルを獲得した。現在YouTubeにて「棋士中村太地将棋はじめch」で将棋の魅力を発信している。

 

吉沢亮(よしざわりょう)

俳優。1994年2月1日生まれ、東京都出身。09年、「アミューズ全国オーディション2009THE PUSH!マン」で審査員特別賞を受賞しデビュー。『キングダム』(19)で第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。21年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では主演を務める。主な出演作に、『リバーズ・エッジ』(18)、『一度死んでみた』『青くて痛くて脆い』『さくら』(20)など。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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