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河村勇輝「遊びすぎなウィリアムズのパス」~僕らが憧れた異能のPG~

posted2020/11/30 07:00

 
河村勇輝「遊びすぎなウィリアムズのパス」~僕らが憧れた異能のPG~<Number Web> photograph by Getty Images

当時高校生でBリーグデビューを果たした河村勇輝はジェイソン・ウィリアムズに憧れた

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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昨季、特別指定選手として三遠に加入し、高校生ながらBリーグデビューを果たした。そんな彼は「J-Will」の愛称で親しまれたPGから“魅せるプレー”のヒントを得ていた。

 僕の父は今でもNBAの選手のサインを集めているくらいNBAが好きなんです。実家にはマイケル・ジョーダンをはじめ、1990年代のブルズの選手のサインが昔から飾られていました。友人を家に呼ぶときは少し恥ずかしかったですね(笑)。

 父が持っているバスケットボールのビデオは幼稚園のころから見ていました。バスケを本格的に始めた小学校2年から6年生くらいまでは父の部屋で寝ていたのですが、棚に並んでいるビデオの中から1本選び、それを流して見ているうちに、眠りに落ちる毎日でした。

 そんな環境で育った僕が興味をもったのが、ジェイソン・ウィリアムズです。

 たとえば、ジョーダンのプレーはすごいですが、ダンクやトリプル・クラッチなどは、身体能力の違いを考えると、とてもじゃないけど真似できないなと感じました。

 その一方で、ウィリアムズのプレーを見たときに、ビビッときたんですよね。自分も頑張れば技術的には似たようなプレーができそうだし、彼みたいなパスを出せたら楽しいだろうなと思えたんです。

 中学生になると、練習のジャージやリュックサックには、ウィリアムズがプロで最初にプレーしたサクラメント・キングス時代の背番号55番を入れていました。遊び心のある、魅力的なプレーヤーになりたかったからです。

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