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五輪最後の1枠、阿部一二三VS丸山城志郎(66kg級)異例の一発勝負の行方【違いはスタミナぐらい?】
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byKYODO
posted2020/11/22 11:02
昨年11月の柔道グランドスラム大阪大会の男子66kg級決勝で対戦した丸山(左)と阿部
過去の対戦は、丸山の4勝3敗
過去の対戦は、丸山の4勝3敗。そのうち6戦は延長にもつれ込んでの決着だ。
2019年の全日本選抜決勝は、13分を超える熱戦の末、丸山が勝利した。また昨年の世界選手権準決勝も、先に丸山に指導が2つ出て阿部がリードしながら、延長で丸山が勝利している。
甲乙つけがたい実力の中、過去の直接対決などを振り返れば、総じて、スタミナという面では丸山に軍配が上げられるのではないか。ただ、1試合のみの勝負では、その違いはあまり出ないかもしれない。
いずれにせよ、予測は困難だ。
試合の行方は測れない。
言えるのは、異例の一発勝負による代表選考は、2人にとって今後歩んでいく上での大きな財産になることだ。他の選手が知ることのない世界を経験することは、きっと糧になる。
ともかく今は、ただ、勝負のときを待ちたい。
かつてない時間が待っている。