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高校球児のダルビッシュ&イチローとの歓喜、見たことある? Numberカメラマンらが撮った“秘蔵写真”
posted2020/11/09 11:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hideki Sugiyama/Getty Images
2020年のメジャーリーグは60試合制のショートシーズンとなったのが惜しいほど、ダルビッシュ有の快投は圧巻だった。日本人メジャーリーガー初となる最多勝(8勝)をはじめ、防御率2.01、93奪三振など素晴らしい成績を残し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞最終候補に選出されている。
トレバー・バウアー、ジェイコブ・デグロムとのハイレベルな争いとなっているが、こちらでも日本人選手初の快挙となるか――。同賞発表のタイミングを前に、これまでのダルビッシュの足跡と実績を、写真とともに振り返ってみよう。
(1&2)2019後半戦&2020シーズン、カブスのエースに君臨
2018年、ダルビッシュはロサンゼルス・ドジャースからFAとなり、シカゴ・カブスと6年契約を結んだ。しかし右ひじの故障もあって1年目は1勝3敗、防御率4.95の成績に終わると、翌19年前半戦も防御率5点台と苦しんだ。
しかし後半戦に入ってからは一気に復調。奪三振数を与四球数で割った数値である「K/BB」では「16.86」と2位バーランダーの「9.80」を突き放し、9イニング当たりの奪三振率である「K9」でも「13.00」の高数値。サイ・ヤング賞のデグロムが4位(11.20)、最強サウスポーのカーショウが5位(11.12)だったことを踏まえると、進化の予兆を見せていた。
そして迎えた2020シーズン、前半戦から自身初となる7連勝をマークし、前半戦の防御率はなんと1.47と“無双”だった。悲願のワールドシリーズ制覇こそならなかったものの、サイ・ヤング賞最終候補に名を連ねるのは自然なことだろう。