「人のせいにしてしまっている部分が」

「僕だけではなく、プレー中にミスが出るたび、人のせいにしてしまっている部分があります。ミスの責任を互いに押し付け合うと、それがチーム全体に伝播して負の連鎖が起こってしまうんです。

　そうではなくベクトルを自分に向けて、ミスが起こっても『自分がこうすれば良かった』と考え、コート上では全員がしっかりコミュニケーションをとることが今のチームに必要。

　全員が自分に目を向けて、今の自分になにができるのかを考える。試合に出ている5人だけではなく、ベンチにいるメンバーも含めて、全員がそれにエナジーを注いでやらないといけない」

「試合の出だしから目の色を変えてやる」

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　今季のBリーグは東西2地区制に改められ、西地区の上位を争うと目されるシーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは快調なスタートを切った。

　今季の第一目標にチャンピオンシップ進出を掲げる大阪にとって、この出遅れは看過できない。目標を果たすためには、まだ開幕したばかりとはいえ、チームの立て直しは急務である。

「昨季にそこそこの結果を出したことは、自分たちの自信にもなっています。だけど今は、それが悪いほうに出てしまっている。今季の僕らはメンバーが半数近く入れ替わって、新しくなったチームなんです。試合を重ねるにつれて、チームは必ず良くなってきます。

　だけどそれを待つのではなく、自分たちから積極的に、流れや勢いを引き込めるようにしないといけない。

　昨季の成績を拠り所にするのではなく、『今の自分たちはチャレンジャーなんだ』の気持ちで、試合の出だしから目の色を変えてやる。そうすることで、流れや勢いを手にできるんだと思います」

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