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18年半「やべっちF.C.」終了 「ナイナイ矢部さんとの一番の思い出は…」プロデューサーが明かした“転機”
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byTV asahi
posted2020/09/27 11:31
周りのキャスターやアナウンサーが変化しても、ゆるめの雰囲気が続いてきたのも矢部さんの個性なのだろう
「やべっちF.C.」の今後は?
――企画、取材の方法、テレビのあり方そのものも変わってきそうですね。
「これだけリモート取材が進むと、海外取材に行く意味があるのかってなりますよね。電話でしゃべれるし、映像が5Gで撮れてしまうと、『それでいいんじゃないの』となっていく感じがします。
現場に行って対面するのが取材の基本だと僕らは思いますが、これからはそれこそおっさんの考えだってなりそうですよね(笑)。
テレビで言えば、1回放送しただけで終わりという時代ではなくなってきています。SNSは必須ですし、動画配信もやっていかないといけない。貴重だった『デジっち』の映像も今じゃインスタやYouTubeでできてしまうので、時代の流れについていけるように自分たちも今、必死でやっている感じです。
難しい時代になってきましたが、これからも『やべっちF.C.』を長く続けていきたいですね。これまでJリーグの各クラブ、選手、そしてファンに支えられてきたので、これからもしっかりとその恩返ししていきたいと思っています」
(【前回を読む】「やべっちF.C.」最終回 番組プロデューサーが語っていた「“タブー企画”デジっちが誕生するまで」 へ)