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藤井聡太二冠の順位戦勝率「.970」! 谷川浩司九段との「中学生棋士」対決に勝利、勢いとどまらず
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by日本将棋連盟
posted2020/09/10 15:00
谷川浩司九段との「中学生棋士」対決に勝利した藤井聡太二冠(代表撮影/別日撮影)
王座戦では久保九段が1勝1敗に
なお同日に行われた王座戦第2局では久保利明九段(45)が127手で永瀬拓矢王座(28、叡王と二冠)に127手で勝利し、1勝1敗のタイに戻した。“軍曹”との愛称で呼ばれる永瀬王座に対して、久保九段は得意の中飛車から飛車を自在に移動させるなど、振り飛車の名手としての力を存分に発揮した。
藤井二冠や永瀬王座ら10~20代の棋士の活躍が目立つ一方で、久保九段のように40代の今もなおタイトルへの意欲を持ち続ける存在がいる。
また谷川九段はNumber「1010号」の将棋特集のインタビューで「若い世代と対局を通じて対話ができるのも、恵まれたことですし、やりがいだと思います」とも話し、将棋の格言である「棋は対話なり」を体現している。
各世代の棋士がそれぞれ見せるパーソナリティーこそ、2020年の今、数多くの人を魅了しているのだろう。