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まっとうできぬをよしとせず。~内田篤人の選択と美学~
posted2020/09/09 11:30
現役最後の試合後、そのプレーと同じく印象的なスピーチを行った内田。
text by

藤島大Dai Fujishima
photograph by
Itaru Chiba
自然なふるまいが他者を輝かせる。本当の意味でのスターだ。
内田篤人。引退のその夜、鹿島アントラーズを静かに深く照らした。絶大な人気、端正な風貌、どちらとも関係なく、積み上げてきた実績、等身大の光が所属クラブの美質を際立たせた。
「鹿島アントラーズというチームは数多くのタイトルを獲ってきた裏で、多くの先輩方が選手生命を削りながら勝つために日々、努力する姿を僕は見てきました。僕はその姿をいまの後輩に見せることができない」
スタジアムでのスピーチはここから始まる。そして、プロ選手をめざす子どもたちへのメッセージでしめくくられた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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