レアル・マドリー復帰のためには。

　レアル・ソシエダからレアル・マドリーへレンタルバックしたマルティン・ウーデゴールは、昨シーズンのリーグ戦とカップ戦で合計7ゴールを記録しました。アシストは2ケタに到達しています。

　ウーデゴールはセントラルMFですが、久保はもうひとつ前のポジションが定位置です。エメリ監督は4-2-3-1をメインに4-4-2も使いますが、どちらのシステムでも久保は1.5列目か2列目で起用されるはずです。

　ウーデゴールとのポジションの違いを考慮すると、昨シーズンの4得点4アシストから8得点8アシストへ上積みしたいところです。どちらも2ケタのダブル・ダブルを、ELも含めて達成出来たら素晴らしい。そうやって数字を残すことによって、レアル・マドリーへの復帰が見えてくるはずです。

得点とアシストを増やすことは可能。

　私自身は、得点とアシストを増やすことはそれほど難しくないと考えています。昨シーズンのビジャレアルは、バルセロナとレアル・マドリーに次ぐリーグ3位の63ゴールをマークしています。攻撃力は高い。久保にもチャンスは巡ってくるはずで、そこで仕留められれば数字はついてくる。

　また、ゴールを決めることで守備側には「点を取れる選手」というイメージが刷り込まれていきます。相手のプレッシャーが自分に集まってきたところで、味方を使うことができる。つまり、アシストがしやすくなります。ギリギリのところで判断を変えられるのは、久保の長所のひとつです。

　アシストを決めればそのイメージにも守備側は引っ張られ、アタッキングサードでの駆け引きでさらに優位に立てる。得点とアシストのどちらも伸ばすことは可能なのです。

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