酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
涌井秀章、菅野智之、石川柊太の
「1安打完封」を、もっと称えたい。
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News(L)/Kiichi Matsumoto(R)
posted2020/08/06 15:00

9回1死で惜しくも“ノーノー未遂”となった涌井秀章(左)。しかし1安打完封は菅野智之(右)や石川柊太とともに十分に快記録だ。
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ノーラン・ライアンはなんと12回も。
記録サイト「Baseball Almanac」によると剛腕ノーラン・ライアンはノーヒットノーラン7回に加え、1安打試合を12回も記録。火の玉投手ボブ・フェラーもノーヒットノーラン3回、1安打試合を12回マークしている。
なお日本では金田正一は完全試合1回を含むノーヒットノーラン2回に加え、9回も1安打試合を記録している。
楽天だけでなく、先発投手の完封自体がレアな記録になっている。つまり昨今のNPBで「1安打完封」は称賛に値する記録だ。だからこそ、NPBは新たな表彰記録に加えてみてもいいのではないか。
