石毛宏典の名言 

誰もが平気で自己犠牲ができる姿勢こそ、当時の西武の強さ。

石毛宏典(プロ野球)

1980年代から1990年代前半にかけて、西武ライオンズはパ・リーグの絶対王者として君臨した。個人能力の高い選手がそろうとともに、状況に応じて最適なプレーを試みる大人のチームでもあった。チームリーダー石毛はその象徴的存在で、自身にとってのベストゲームという1988年の日本シリーズ第5戦では9回に同点ホームランを打った次の打席で、サヨナラ勝ちをおぜん立てする送りバントを決めた。なお、石毛はバントのサインを見て「待ってました!」と意気込んだという。このモチベーションの高さこそ、当時黄金時代にあったライオンズの強さの土台なのだろう。

Number1005号(2020/06/18)

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