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中断明けプレミア下位に迫る恐怖。
残り9試合、運命の残留争いを占う。 

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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posted2020/06/20 08:00

中断明けプレミア下位に迫る恐怖。残り9試合、運命の残留争いを占う。<Number Web> photograph by Getty Images

西ロンドンの人気クラブ、ウェストハムは生き残れるのか。プレミア残留争いにも注目したい。

ブライトンは対戦順がエグすぎる。

 アストンビラとともに8.56の“aop”が検出されたブライトンは、対戦順がエグすぎる。6月20日にアーセナルと闘い、3日後がレスター、1週間後にユナイテッドと、難敵が相次ぐ。さらに7月8日がリバプール戦、中2日でマンチェスター・シティ戦と、神様の悪戯に弄ばれているかのようだ。

 ブライトンは自在にフォーメーションを変化できる柔軟なチームだ。

 グレアム・ポッター監督は「いずれビッグクラブに」と将来を嘱望される有能な指導者で、あのマルセロ・ビエルサをして「稀代のアイデアマン」と言わしめた男だ。

 できるものなら残留してほしいが、現在29ポイント。ボーダーラインの40ポイントへ到達するには9試合で11ポイント以上がノルマだ。格上との5試合で5~6ポイント獲得できれば、ひと筋の光は見えてくるはずだが……。

ボーンマスは負傷者が戦線復帰。

 ポッターと並び高く評価されているイングランド人監督の1人が、ボーンマスを率いるエディー・ハウだ。

 昨シーズンに続いて、今シーズンも負傷者の続出に苦しんだ。ベストメンバーで闘えた試合は1つもない。誰かが戦列に戻って来れば、他の誰かが長期の離脱を余儀なくされる。まさに“負の連鎖”だ。

「フットボールとはそういうものだ」

 気丈に振る舞いつづけるハウも、内心は穏やかではなかったに違いない。しかし、本稿執筆時点で負傷者リストに名を連ねているのはチャーリー・ダニエルズただひとり。昨年4月27日のサウサンプトン戦を最後にピッチから遠ざかっていた若き司令塔、デイビッド・ブルックスにも使える目処が立ったという。

 では、ボーンマスの中断前の状況を確認しよう。

 現在のポイントは27。残り9試合で13ポイント以上が残留最低条件で、“aop”は最も厳しい8.11。そして彼らにもまた、厳しい連戦が待っている。7月4日にユナイテッド、9日はトッテナム、その3日後にレスターと相まみえ、15日がシティ戦だ。

【次ページ】 ワトフォードに地獄の連戦はなし。

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