Number ExBACK NUMBER

遠藤保仁と中村憲剛がいま語ること。
「誘ったの覚えてます?」「多分」
 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

PROFILE

photograph byAsami Enomoto

posted2020/06/09 11:50

遠藤保仁と中村憲剛がいま語ること。「誘ったの覚えてます?」「多分」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

7月4日に予定されるJ1再開、そして名手たちとの再会が待ち遠しい。

憲剛が遠藤を川崎に誘った日。

 1時間にわたって続いたトークマッチアップ。

 中村憲剛の“覚えてます? パス”に対して「どうだったっけ?」と遠藤保仁の“うろ覚えスルー”が何回かありました。そりゃそうですよね、昨年、前人未踏の公式戦1000試合出場を突破していますし、JOMO CUPなども含めたらもっと数字が増えていきます。

 全部の記憶がクリアだったらそれはまた凄いこと。ただ中央大学からフロンターレに加入してJリーグでは5年後輩になる対談相手の瑞々しい記憶力には少々驚いていましたが。

 最後に“うろ覚えスルー”をもう1つ。

憲剛 代表のときでもボールが来たら何かできそうだなって思っているときに、スッと送ってくれるのがヤットさん。だから昔、一度誘ったことがあるんですよ。フロンターレに入ってくれないですかって。その話、覚えてます? 

遠藤 うーん(考え込む仕草をして)、多分(笑)。

憲剛 はい、それで十分です(笑)。

 ゲームの駆け引きに負けず劣らずの、2人のトークのやり取り。間も、テンポも、言葉も。兎にも角にも絶妙かつ最強でございました。

 
ふたりが選んだ「史上最強チーム」とは!? ビッグ対談の本編、そして現役選手100人アンケートで選定された「最強チーム」の栄光を当事者たちが語る証言の数々は、Number1004号『現役Jリーガー100人が選んだ史上最強チームを語れ』特集でお読み下さい!
BACK 1 2 3
遠藤保仁
中村憲剛

Jリーグの前後の記事

ページトップ