映像の使い道は、進路の手助けばかりではない。

「言葉よりも映像のほうが伝わりやすい」

　5分間に凝縮された映像の使い道は、進路の手助けばかりではないようだ。

「その映像をもとにコーチと選手でミーティングしたりもできます。選手自身も再確認できると思います。

　僕はこういうプレーもできていたなとか、もっとこんなプレーヤーになりたいとか、考えるきっかけになればと。コーチ側も映像をつくる過程で気づくことがあったかもしれない。仮に進路で使えなくても、無駄にはなりません」

　チームとして、選手個人として、活動自粛期間の時間をどのように過ごしたのか。

　6月から差が出てくるかもしれない。

　出口戦略を立てていた“大阪モデル”の今後に注目したい。