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ピケ「試合なしでおしまいは……」
シーズン再開望むリーガの本心。

posted2020/05/15 11:50

 
ピケ「試合なしでおしまいは……」シーズン再開望むリーガの本心。<Number Web> photograph by Getty Images

再開されたバレンシアの練習場には、マスク姿で高級車を乗り付ける選手の姿が。今までとは確実に違う光景である。

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横井伸幸

横井伸幸Nobuyuki Yokoi

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 5月の初めにラ・リーガ1部と2部の全選手に配布された小冊子「練習再開への衛生的手順 フェーズ1&フェーズ2」のコピーが手元にある。

 これは、前回のコラムで紹介したスペイン政府による外出制限の段階的緩和計画を受けてリーガが作成したもので、チーム練習が許可されるフェーズ4までの最初の2段階に触れている。

  フェーズ1は、リーガいわく練習再開への準備だ。

 選手は家族や同居人と一緒に自宅にとどまることを求められ、監督やトレーナーを含む「練習場に出入りするクラブ関係者」ともども、PCR検査と抗体検査を受けることを義務づけられた。

いつもと違うフェラーリで来たら……。

 フェーズ2は、およそ2カ月ぶりに開放されたクラブ練習場で選手たちが個別に練習を行っている現在に該当し、いろいろ細かいことが定められている。

 例えば、練習場へは前夜にメール等でクラブから指示された時間に行かねばならない。練習場への往復は毎回同じ車を使わねばならない。

 なお5月11日、バルサのアルトゥールがいつものランドローバーではなくフェラーリで練習場に来たため、クラブは「バッテリーがあがってしまったからと事前連絡があった」と釈明している。

 政府が非常事態を宣言するまで、選手たちは私服かつ手ぶらで練習場へ通っていたが、今後は自宅で練習着への着替えを済ませ、シューズを持参しなければならない。

 練習場に着いたら、練習開始まではマスクと手袋を着用しなければならない。ピッチに同時に7人以上が入ってはいけない。ジムの同時使用は2人までにしなければならない。ピッチ上でもジムの中でも、他者との距離は4m以上に保たねばならない。

【次ページ】 約1050人のうち15%が抗体を保持。

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