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ついにプロ野球人が立ち上がった!
新型コロナ禍の大規模寄付活動開始。 

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南しずか

南しずかShizuka Minami

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photograph byMari Okada

posted2020/04/17 18:00

ついにプロ野球人が立ち上がった!新型コロナ禍の大規模寄付活動開始。<Number Web> photograph by Mari Okada

「自分もスポーツを通して社会貢献したい」という思いから、さまざまな慈善活動を展開している岡田真理。

「ポイントになったのは炭谷選手の決断力です」

 プロ野球だって出来る。

 岡田はBLFの創設から6年間、野球人のチャリティ活動の仕組み作りを続けてきた。そのノウハウが今回の寄付活動に発揮された。

「そうはいっても、私がしたことは情報提供のみです。やはり選手会の結束力はすごいなと思いました。ポイントになったのは炭谷選手の決断力です。即答で『やりましょう!』っておっしゃいましたから」

 炭谷は、2015年から難病の子供と家族を試合に招待したり、病院を訪問して難病の子供たちとキャッチボールして触れ合うなど、積極的に社会貢献活動を続けている。そんな炭谷が選手会の会長になったので、事務局としても「社会貢献を充実させていきたい。そのためには、どうしたらいいか」と岡田に相談していたのだという。そんな矢先、この未曾有の事態が起こったので、全てがスムーズに進んだのだ。

「炭谷選手をはじめ野球選手、そして野球ファン、日本のプロ野球の力です」

他のジャンルのスポーツ界からも続々と反響。

 当基金事務局は4月15日に第1期の助成先10団体を発表した。

 助成は、一度きりではなく、7月の第4期まで行う。医療現場の現状、新型コロナウイルス感染症拡大防止活動を取り巻く状況に応じて、必要な団体へ資金が届くようにするためだ。

 他のジャンルのスポーツ界からも、続々と反響があったという。

「野球選手だけで担うには限界がありますから。この流れはとても有難いですね」(岡田)

 プロ野球選手会のアクションに賛同するアスリートは今も増え続けている。ラグビーの畠山健介やサッカー元日本代表の小林大悟も寄付を表明した。

「共感して仲間を増やしていくこと」

「寄付」とは「共感して仲間を増やしていくこと」だと岡田が言う。

「今回の寄付活動があって、応援してくれるファンの方々がいて、またプロ野球が再開して球場で野球を見たら、ちょっと気持ちが違ってくると思うんですよ。(ファンと選手の)絆というか。それがちょっと楽しみです」

 試合がない時にも、野球人に出来ることはある。

 BLFの合言葉は「野球で、人を救おう」である。

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