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ついにプロ野球人が立ち上がった!
新型コロナ禍の大規模寄付活動開始。

posted2020/04/17 18:00

 
ついにプロ野球人が立ち上がった!新型コロナ禍の大規模寄付活動開始。<Number Web> photograph by Mari Okada

「自分もスポーツを通して社会貢献したい」という思いから、さまざまな慈善活動を展開している岡田真理。

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南しずか

南しずかShizuka Minami

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Mari Okada

 新型コロナウイルスの影響で世界中のほぼ主要なプロスポーツリーグは一時中断したままだ。日に日に世界各地で感染者が増えていて、スポーツイベント再開の見通しが立たない。

 未曾有の事態のなか、4月8日、プロ野球選手会が動いた。

 NPB12球団の所属選手たちが、各自任意で「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金(以下、当基金/https://readyfor.jp/projects/covid19-relief-fund)」に寄付することを発表した。クラウドファンディングサービス「READYFOR」を通じて寄付を行う。集まった寄付金は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に取り組む医療機関や自治体、民間団体などに助成され活用される。

 日本プロ野球選手会の炭谷銀仁朗会長(読売ジャイアンツ)をはじめ、各球団の選手会長らが続々と寄付を表明し、またSNSを通じて野球ファンにも協力を呼びかけた。

わずか3日後には寄付金が1億円を超えた。

「READYFOR」では、寄付をすると「応援コメント欄」にコメントを書きこめる。野球選手の心意気に賛同し、寄付した野球ファンのコメントも相次いだ。

「ほんの少ししか協力できませんが、プロ野球の開幕、待ってます!」
「みんなで乗り越えてまた、野球観戦に行きたい!!」
「野球のある日々…(´;ω;`)ウッ…何という贅沢だったのでしょう。また一日も早く元通りになりますように。みんなの努力が実りますように。」

 ファンの野球熱も後押しとなり、わずか3日後には寄付金が1億円を超えた。

 もちろん、当基金はプロ野球選手会が寄付を表明する前から寄付を募集してるため、全寄付金が野球関係者からではない。だが、国内スポーツ組織がまとまって、これだけ大規模な寄付を行うことは類を見ない。

【次ページ】 慈善活動は「素晴らしいが、やらなくてもいい」?

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