宮崎義正の名言
彼にとって、味方のトラップミスも、味方が受けやすいところにパスを出せなかった自分のミスなんです。
宮崎義正(サッカー)
'96年当時、浦和レッズのスカウトを務めていた宮崎は、清水商業の小野伸二に釘付けとなった。「今のパス、平川(忠亮)に出すってわかった?」「高原(直泰)に出すと思った」。試合を見ていたスカウト陣さえも欺く青年にとって、“いいプレーをする、得点を獲る”ことは当たり前。小野がピッチで競っているのは相手ではなく、自分自身のイメージだったのだろう。プロ1年目からリーグ戦27試合に出場、9得点で新人王を獲得。翌年には背番号は「8」に変わった。宮崎の目に狂いはなかった。
Number798号(2012/02/23)
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