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八村塁の活躍はルーキーで何番目?
他の1巡目選手と数字を比較すると。
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byAP/AFLO
posted2020/02/21 08:00
八村塁の得点数は1巡目ルーキーで3番目の好成績。リバウンドなども含め、ゴール下での存在感はかなり優秀だ。
目を引く「ターンオーバーの少なさ」。
注目したいポイントとして、ターンオーバーが少ないのも挙げたいところだ。ターンオーバーとは、ボールを持ってオフェンスを行っているとき、ボールを奪われたり、パスをカットされたりして、相手のオフェンスになってしまうことだ。
言うまでもなく、ターンオーバーは少ないほど優れているわけだ。八村は平均28.8分の出場でターンオーバーが0.9回となっている。この0.9回というのは相当に優れた成績だ。
1巡目1番指名のウィリアムソンは出場が平均27.4分で、2.8回だ。同じパワーフォワードのジョンソンは19.8分で0.6回、ワシントンは30.1分で1.6回となっている。
ターンオーバーを犯すと、自分たちのオフェンスが途切れてシュートができないだけでなく、相手のオフェンスになってしまうので、自分たちのオフェンスの回数が減って、相手のオフェンスの回数が増えることになる。チームに大きな影響を与えるから、ターンオーバーの少ない八村のプレーは重要だ。
3月以降、プレーオフの出場権を決める厳しい戦いとなる。プレーオフを意識した厳しさの中で、八村が見せるプレーに注目だ。