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90年代、長嶋巨人vs.野村ヤクルト。
死闘の歴史──死球、報復、乱闘も。 

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byKYODO

posted2020/02/14 20:30

90年代、長嶋巨人vs.野村ヤクルト。死闘の歴史──死球、報復、乱闘も。<Number Web> photograph by KYODO

90年代にセ・リーグの覇権を争った巨人・長嶋監督(左)とヤクルト・野村監督。乱闘も辞さない“仁義なき戦い”だった。

2人の最後の会話。

 野村さんの訃報に接して、長嶋さんが語った「金田正一さんのお別れの会」での2人の会話に、長嶋さんの喪失感と無念が伝わる。

「おい、頑張っているか。オレはまだ生きているぞ。まだまだ頑張るぞ」

 両脇を支えられて歩く長嶋さんの姿を見て、車椅子の野村さんがこう声をかけたという。

「だから私も『お互い頑張ろう』と話したばかりだった」

 それからわずか1カ月も経たないうちに野村さんは逝ってしまった。

 それが90年代に死闘を繰り広げた2人の最後の会話だった。

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