Number ExBACK NUMBER

日本の天敵・デクラークが
独占インタビューで語ったこと。 

text by

ニック・サイード

ニック・サイードNick Said

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2019/12/27 11:30

日本の天敵・デクラークが独占インタビューで語ったこと。<Number Web> photograph by Getty Images

国旗柄のパンツは下着ではなく水着。インタビューは30分とは思えない濃密なものとなった。

「僕のサイズは周囲の人の問題だったんだよ」

──小柄な体型については? ラグビーでは不利だと捉える人も多いはずだけど……。

「僕自身は、そんな風に考えたことが一度もない。ただ、それは周りの人や指導者を悩ませるものだったかもしれない。ラグビーを始めたときからずっと、どんなチームでも僕が一番小さかった。それでも僕は、タックルやボール運びを磨いてきた。

 この情熱がどこから湧き上がっているのかは自分でもわからないけど、もしかしたら、人々の考えを改めさせたかったのかもしれないね。僕のサイズは、自分自身の問題ではなく、周囲の人の問題だったんだよ」

──今はイングランドの(セール・)シャークスでプレーしている。どんなことを学んだんだろう?

「最大の成長は戦術面だ。(前所属で南アの)ライオンズには独特のプレースタイルがあり、それはとにかく手でボールを動かすもので、あまりキックを使わない。

 でもイングランドに来て、それだけではダメだとわかり、キックやそのほかのスキルセットの習得に励んだ。僕はキックが下手だったわけではなく、ライオンズがキックを使わなかっただけなんだよ!」

「2023年もボクスの一員になりたい」

──では最後に、2023年のW杯にも出場するつもりかい? そのほか、今後の目標があれば、教えてほしい。

「クラブでは、イングランドのプレミアシップで優勝したい。チャンピオンズカップという、とても難しい大会も。どちらかだけでも制覇できたら、偉大な成果だ。それから、2021年には、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズツアーが南アフリカで開催される。そこでもプレーしたいし、その後もフィットネスを維持したい。

 だからもちろん、またW杯に出場するチャンスがあれば、両手で掴みにいくよ。2023年もボクスの一員になりたい。とはいえ、それは先のことなので、まずはクラブでのプレーに集中し、良いパフォーマンスを続けたい。そうすれば、自ずと道は開かれるはずだ」(翻訳・井川洋一)

12月26日発売のNumber「桜の告白」ではデクラークの独占板ビュー本編「いつか日本でプレーしたい。本音だよ。」のほか、世界に羽ばたこうとしている松島幸太朗の「“いつも以上”をいつも通りに」、鉄人トンプソンルークの足跡を肉声とともに追う「ありがとう、東大阪」、人気者〝グーくん〟こと具智元の「スクラム、きれいに割れました」など、ラグビーW杯で列島を沸かせた選手のインタビューの数々が掲載されています。ぜひお手に取ってご覧ください。
桜の告白。ラグビー日本代表冒険記2019

Sports Graphic Number 993・994

桜の告白。
ラグビー日本代表冒険記2019

 

関連記事

BACK 1 2
ファフ・デクラーク

ラグビーの前後の記事

ページトップ