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女子ゴルフの若年化。
~21歳渋野と25歳鈴木の賞金女王争い~
posted2019/12/22 08:30
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph by
Getty Images
日本の女子のゴルフは2019年、渋野日向子の全英女子オープン優勝、鈴木愛の年間7勝、19歳の古江彩佳がアマチュアで優勝を果たすなど、大きな話題がいろいろあった。賞金女王は鈴木が2度目、1億6018万9665円を稼ぎ出した。年間39戦で、賞金総額39億4500万円という歴代で最大規模のツアーだったから、賞金3000万円以上のゴルファーが39人という、女子のツアーとしては、歴史に残る賞金ランキングとなった。
'19年に優勝を飾ったゴルファーを見ていくと、プロになって間もない世代がたくさん勝っていることが分かって、興味深いところがあるのだ。渋野と同じ'19年に21歳になった優勝者が、勝みなみ、小祝さくら、河本結、淺井咲希、20歳になったのが畑岡奈紗、稲見萌寧、原英莉花、タイのサランポーン・ランクンだ。アマチュアで10月に優勝したあとプロになった19歳の古江まで含めて、'17年以降に日本女子プロゴルフ協会の会員になったゴルファーたちだ。