バス移動は最長で6時間。

――ほかにも何かありそうですね？

駒野　あとはバス移動ですかね。最長で6時間。月に1度ならいいんですけど、奈良、三重と月2回あったときはメンタル的にも「ああ、またこの道か」っていうのはありました。体も固まってしまうんで、ちょっとずつ動かしていかなきゃいけなかったですね。

橋本　まあ1日で往復12時間やったらつらいけど、前日入りしているんでね。そこに関しては、俺は大丈夫やったよ。

駒野　そういったところも情報持っていたんですか？

橋本　うん、何となく聞いていたかな。情報を集めてすべて想定内にしておくって大事やん。

駒野　最初からハッシーさんにいろいろと聞いておけばよかった（笑）。

JFLで一番の雰囲気。

――逆に、FC今治で戦う良さを教えてください。

橋本　ホームゲームに関して言えば、ここ（今治）はJFLで一番の雰囲気だと感じました。お客さんは集まってくれるし、盛り上がってくれるし、スタジアムはピッチとスタンドが近いので雰囲気もいい。逆にアウェーが難しくて、お客さんが少なくて、ギャップがありましたね。そのなかでも集中して勝ち点を積み上げていくというのは、みんな意識していたと思いますよ。

駒野　本当に、ここの雰囲気はいいと思います。アウェーに行くと、違いがよく分かる。ホームでは多くの人が集まってくれて、応援してくれる人たちのためにもって自然と思えるようになる雰囲気。ハッシーさんも言ったけどJFLのなかでは、一番なんじゃないかなって。そういう意味でも昇格を、ホームで決めることができたのは良かったなと思いますね。

（後編に続く）

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