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中野友加里が紀平梨花の技術を解説。
トリプルアクセルのその先へ……。
text by
中野友加里Yukari Nakano
photograph byAsami Enomoto
posted2019/11/19 18:00
スケートカナダでは2位となった紀平梨花。来るNHK杯、そしてグランプリファイナルでの連覇に期待がかかる。
昔は「技術 or 表現」という感じだった。
紀平選手ももちろんそうですが、ここ数年で10代の選手たちが台頭してきています。
10代ながらも技術と表現力の両方が備わっている選手が多いと感じました。特に女子選手の自分が選曲した演技の解釈が目覚ましいものがあり目を見張るものがあります。
私がまだ10代だった頃は音に合わせて言われた通り振付けをこなし、「技術 or 表現」のどちらかが秀でており両方が備わった選手が少なかった気がします。
しかしながら、昨今のフィギュアスケーターはとても曲の表現、音の捉え方、表情豊かに踊り感受性豊かなのだと感心するばかりで「歴史は変わった」と思っております。
今の時期はGPファイナルへ向けての戦いも佳境となっています。紀平選手をはじめ、日本人選手だけではなく海外のスケーターたちが繰り広げる華麗なる戦いからずっと目が離せません。