フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
宇野昌磨、フランス杯8位で涙。
「やはりコーチがいた方がいいのか」
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byJoosep Martinson - ISU/Getty Images
posted2019/11/05 11:30
フランス杯で、ファイナルを含むシニアでのグランプリシリーズ13戦目で初めて表彰台を逃した宇野。
「やはり、コーチというものがいた方がいいのか」
宇野本人も、フリーの後はこう語った。
「こうやって数試合経験して、やはり、コーチというものがいた方がいいのか。最初は全く分からなかった。でも、数試合経験することによって、断言はできないですけど、僕の弱さを少しでも一緒になって(補って)くれるコーチをつけた方がいいのかなって思っているところもあります」
こののちスイスでステファン・ランビエールコーチと、ロシア杯まで調整を行うという。だがこのフランス杯で8位に終わったことで、今季のGPファイナル進出はほぼ絶望的となった。
宇野がこれから選ぶコーチは、おそらく一緒に2022年の北京冬季オリンピックに行くことになるだろう。選択に慎重になるのも無理はない。だが一日も早く、軌道修正をして宇野昌磨らしいスケートを取り戻して欲しいと願う。