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万全のアーモンドアイ、やはり無敵。
調教師も騎手も驚いた圧倒的な脚。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byKyodo News

posted2019/10/28 11:50

万全のアーモンドアイ、やはり無敵。調教師も騎手も驚いた圧倒的な脚。<Number Web> photograph by Kyodo News

「現役最強」をあらためて証明したアーモンドアイ。単勝1.6倍の圧倒的人気に応えた。

川田「アーモンドアイはやっぱり強いですね」

 ライバルもお手上げだった。 馬場の真ん中から2着に追い上げたダノンプレミアムの川田将雅はこう言って苦笑した。

「スムーズに自分の競馬をすることができました。プレミアムならと思って挑んだのですが、アーモンドアイはやっぱり強いですね」

 レース後、アーモンドアイは検量室前で曳き運動をしてクールダウンをした。歩きながらスタッフが馬体に水をかけて熱中症対策をしていたが、それでも少し歩様を乱すところがあったので、口取り撮影は見合わせた。

 いつも、この状態が長く尾を引くことはないのだが、ふらついてしまうのは、一戦ごとに全力を出し切ってしまうがゆえのことなのか。

 国枝調教師によると、次走が11月24日のジャパンカップになるか、12月8日の香港カップ(香港マイルにも登録)になるかは、オーナーサイドと協議したうえで、馬の状態を見て決めるという。

 これでGI6勝目。史上最多の7勝を更新するのは時間の問題か。

 リミットの見えない最強馬・アーモンドアイの今後がますます楽しみになった。

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