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王者バルサを襲う3つの不安要素。
脆い守備、拙い攻撃、弱い敵地戦。
 

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横井伸幸

横井伸幸Nobuyuki Yokoi

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posted2019/09/27 19:00

王者バルサを襲う3つの不安要素。脆い守備、拙い攻撃、弱い敵地戦。<Number Web> photograph by Getty Images

ようやくメッシが戦線復帰したものの、敵地で勝てていないバルサの現状には不安が募る。

グリーズマン「勝手が違うから」

「アウェイゲームは勝手が違うから。観客がプレッシャーをかけてくるし、相手は自信をもって伸び伸びプレーする」

 同じくドルトムント戦後、チームの不出来をこう言い訳したのは、他でもない、百戦錬磨のグリーズマンである。敵意に満ちた空気を何度も経験してきた彼が今更「アウェイゲーム」に言及したのは、カンプノウ以外のスタジアムでチームメイトに生じる異変をいよいよ感じたからかもしれない。

 見当外れならよいが、そうでない場合は厄介だ。

 三冠獲得を目標とするバルサには攻守の機能不全解消による対症療法の他、レジリエンス(逆境力)を強化する根治療法も必要になる。

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