ケガでの中断が最大の理由。

　これを踏まえて今回のアンケート結果を見ると、東京マラソンなど大規模な市民マラソン大会の開催をきっかけとしたランニングブームで多くの人が走り始めたものの、その後、何らかのきっかけで挫折。だが、少し時間を置いて再び走り始めた層が少なからずいるということだろう。

　先ほどの質問にYES（中断したことがある）と回答した人々に、その理由を聞いているのだが、誌面で掲載しきれなかったコメントの一部を紹介したい（複数回答可）。

故障……27人
「ヒザを疲労骨折しました」（ヨシダさん・ラン歴6年）。病気を挙げる人もいたが、ほとんどがランニングが原因のヒザ、アキレス腱などの怪我。

仕事が忙しくなった……18人

気候の変化……10人
「夏、暑かったから」（あずきさん・ラン歴1年）は大いに納得。そのほかに、寒さ、梅雨の雨などが挙げられた。

私生活の変化……3人
「犬の介護」（ゆかりんさん・ラン歴5年）などの生活環境にまつわる理由。

引っ越し……2人
引っ越しただけでは中断した理由にはならないように思えるが、「転勤して、（仲間がいなくなり）1人では走れなかった」（たいさん・ラン歴15年）となると頷ける。

他のスポーツ・趣味に没頭した……2人
「登山をはじめた」（トヨダさん・ラン歴12年）。もう一人は「スキー」（ワタナベさん・ラン歴5年）とのこと。やはり走った経験のある人は何かしら身体は動かしているのだ。

その他……7人
「走るのが辛くなった」（カワムラさん・ラン歴5年）など、意欲の減退を挙げる人が意外に多かった。しかしながら、その時期を過ぎてからまた走り出している。そこにメンタルの揺れ動きを感じる。

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