ファイターズ広報、記す。BACK NUMBER
ある会食で渡された一枚の戦闘服。
日本ハムの頂点には栗山監督がいる。
text by
高山通史Michifumi Takayama
photograph byKyodo News
posted2019/09/03 12:50
自力でのCS進出の可能性は消えたが、栗山監督は「ここからなので。全部勝てば何かが変わるだろう」と前を向く。
わずかでも光を放つために。
栗山監督と、関わっている人たちは同じ思いを分かち合っている。
それは、それは機知に富み、かつ繊細で体温があり、掛け値のない思いが伝播する。それが、栗山監督の強みであり、我々の原動力である。
2019年シーズンの最終章、ラストスパートへと入った。
局面を打開するために、選手、スタッフも、それぞれのポジションで懸命である。
それは、栗山監督がチームの頂点に存在しているからである。
『闇は光の母』――。
皆、ホタルのように一瞬でも、かすか、わずかでも光を放つために心身を捧ぐ。その思いを、栗山監督のために注ぐ。それを集めて、大きな光にしてもらうために覚悟を決めている。絶対的なリーダーと、最後の最後まで全力で伴走する。