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久保建英のレアルでのライバル、
ヴィニシウス&ロドリゴは超逸材! 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byGetty Images

posted2019/07/29 12:00

久保建英のレアルでのライバル、ヴィニシウス&ロドリゴは超逸材!<Number Web> photograph by Getty Images

久保建英の“出世争い”相手となるヴィニシウス(中央)とロドリゴ(右)。レアルのチーム内競争は恐ろしく激しい。

10代にしてレアルのトップ所属。

 昨年7月、晴れて「白い巨人」の一員となり、最初はBチームに所属。しかし、5試合で4得点をあげるなど別格のプレーを披露し、早くも9月末にトップチームへ。チームのプレースタイルに慣れ、他の選手との連携が向上するにつれて出場機会が増え、今年1月以降、レギュラーとなった。

 そして、2月下旬、ブラジル代表に初招集されたが、その発表直後の試合で右足首靭帯を断裂。ただ5月初め、クラブの試合には復帰している。

ロドリゴはまさにネイマール2世。

 一方のロドリゴは、サンパウロ郊外の出身。国内中堅クラブで右SBとしてプレーした父親からサッカーの手ほどきを受け、6歳で地元のアマチュアクラブの下部組織に入る。

 憧れの選手はネイマールで、プレースタイルから髪型まですべて真似た。8歳でサンパウロFCのフットサルチームに入団したが、10歳のとき宿敵サントスから勧誘を受ける。「サントスに入ったらネイマールと会えるかもしれない」と考え、サントスの下部組織へ移ってフットサルとサッカーを掛け持ちで練習した。

 右利きで、サイドに張り、スピードとテクニックで縦へ突破して中へ切れ込んでシュートを放つプレースタイルは、ネイマールと瓜二つ。クラブ関係者から「ネイマール2世」と呼ばれた。

 2017年のU-17サンパウロ州選手権で、22試合で24得点の大暴れ。ネイマールより3カ月若い16歳10カ月でデビューし、昨年3月、17歳2カ月で初ゴールを挙げた。当時、夜間高校に通っていたが、試合後にツイッターで「先生、今日は授業を休みましたが、点を取ったので勘弁してください」と発信して話題になったこともある。 

 以後、多くの欧州ビッグクラブからオファーが舞い込む。ヴィニシウスと同様、最後はレアル・マドリーとバルセロナの争いとなったが、2018年6月、17歳5カ月のときにレアル・マドリーが移籍金4500万ユーロ(約54億円)を提示。18歳になる2019年1月以降に入団する契約を結んだ。

【次ページ】 久保とともに開幕前にアピール。

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