メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
花巻東と佐々木朗希への思い――。
大谷翔平が“決勝前”に話した言葉。
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byNanae Suzuki
posted2019/07/27 09:00
母校とともに佐々木朗希への思いを述べた大谷翔平。自身も二刀流復帰へ向けて着々と歩みを進めている。
ポストシーズンのウルトラCプラン。
現在、リハビリスタッフから課せられているスピードリミットは70マイル(約113キロ)程度と言う。もっとスピードは出せる状態なのかを問うと彼は再び笑いながら答えた。
「まぁ、(手術前は)100マイル(約161キロ)くらいは投げていたので(笑)。はい、もっと出るんじゃないかと思います(笑)」
リハビリの段階を順調に上がっていることを示すエピソードと言えた。
来季の二刀流復帰へ確かな光が差し込む中、エンゼルスは貯金を5まで増やし(7月25日現在)、ワイルドカードでのポストシーズン進出の希望が出てきた。すると気の早い米国の番記者はそのためのウルトラCプランを用意。ポストシーズンの大一番は大谷が先発というストーリーにしたかったらしいが、これには大谷もブラッド・オースマス監督も完全否定。米国メディアらしい突飛なアイディアに誰もが苦笑するばかり。
兎にも角にも、来季の二刀流完全復帰へ向け、視界は良好だ。