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G1で狂犬達が限界知らずの死闘!
石井智宏とジョン・モクスリーの魂。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2019/07/23 11:30
リング中央での、凄まじい音を響かせての頭突き合戦! 意地と意地のぶつかり合いに、会場もヒートアップ!
内藤哲也との興味深い対戦が続く。
石井が2006年に新日本プロレスに定着して13年になる。G1クライマックスに初出場したのは2013年だった。
今年の夏も石井にとっては、熱い夏になる。
7月13日の大田区大会ではROHのスープレックス男ジェフ・コブに、15日の札幌大会でも前IWGP王者ジェイ・ホワイトに完勝。19日にモクスリーには敗れたが、現在、2勝1敗だ。
石井は24日の広島大会(広島サンプラザ)のメインイベントで内藤哲也と対戦する。一方のモクスリーは28日の名古屋大会(愛知県体育館)のメインイベントで内藤と当たる。
石井、モクスリーの2人とは真逆なスタイルの内藤が、この2人とそれぞれにどういう戦いを見せるのかは、興味が尽きない。
内藤にとっては、石井の手の内こそ知っているだろうが、モクスリーは未知との遭遇になる。クリス・ジェリコ以上に、モクスリーの無法さが内藤を苦しめるはずだ。
後楽園での石井vs.モクスリーの続編を見るような……それぞれの内藤戦に映画の『Part2』『Part3』を期待するような気分である。