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交流戦「1カ月戦争」を戦い抜いた
ロッテの最強ロボ・マジワラン。 

text by

村瀬秀信

村瀬秀信Hidenobu Murase

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photograph bySports Graphic Number

posted2019/07/06 11:30

交流戦「1カ月戦争」を戦い抜いたロッテの最強ロボ・マジワラン。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

非交流戦士マジワランのフォルム。背中の棒状の物を広げると円状になり、後光のような存在感に変型する。

「僕にはまだ帰れるリーグがある」

◯vs.東京ヤクルトスワローズ【2勝1敗】

名称:ツバメロボ(AI非搭載)
身長:30メートル、体重:30トン、装甲:炭素鋼、動力:ディーゼルエンジン。
機体説明:12球団最強ロボット・マジワランとの最終決戦に備えて、作り上げられた機体。2016年に製作された前機に傘型パラボラアンテナを搭載してリニューアルした後継機となっており雨にはめっぽう強い。全ロボット中、唯一、遠隔操作が可能な機体で神宮球場周辺から太ったツバメらしき生命体が操縦しているという。【公式資料より】

最終話「神宮要塞 スワ・ヤ・クー」

 引き続き絶好調のマジワランの攻撃力は、初戦荻野貴の先頭打者アーチにはじまり、5回にはスガノの本塁打をはじめ一挙6安打を集中しての7得点。ツバメロボ側も梅野雄吾、久保拓眞ら学徒出陣の投手陣で必死に抵抗するもこれを撃破。

 第2戦でも、荻野貴5の4、鈴木大地4の4と固め打ち。レアード砲、柿沼プロ初、鈴木大地の2発で、ラストシューティング。

 3連勝を狙った交流戦ラストゲーム。ツバメロボは大破するも「あんなものは飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」とスケッチブックをめくるや、村上の適時打、バレンティンの一発などの集中砲火を浴び、マジワランは大破。炎の中へと消えて行った。

「僕にはまだ帰れるリーグがある。わかってくれるよね。セ・リーグとはいつでも遊べるから」

マジラワン、今季限りの可能性が高い?

 尚、この交流戦を終え、独立第13部隊マジワランのスポークスマン、カジワラン広報部長の総括が寄せられております。

「今回の交流戦、マジワランは、火力、防御力、機動力も大幅に増したが、その一方でエネルギーが充填されるまで時間がかかるという欠点は残った。この交流戦でもエネルギー充填されるまでに2週間ほど要し、途中は4カード連続の負け越しなどエネルギーが満たされていない状態での戦いを余儀なくされ苦戦をしてしまった。

 なおエネルギーが充填されたのは6月16日中日2回戦の17時20分頃とのレポートもある。またAI搭載型で戦前に勝率を予想することを得意としているはずだったが、6月20日の広島戦(マツダ)の勝率は95%と予想したが、6-7で敗れているように、このあたりが来季以降の課題となって来るであろう」

 8勝10敗の9位で今年の戦いを終えた、非交流戦士マジワラン。次回作があるかないかは現在協議中らしいが、今季限りの可能性も高いとか。来年からの交流戦、マジワランは生き残ることができるか。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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#千葉ロッテマリーンズ
#非交流戦士マジワラン

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