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南ア撃破に貢献した山田章仁らが選外。
ラグビー日本代表、選考の鍵は?
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byJun Tsukida/AFLO SPORT
posted2019/06/05 11:30
トンガから高校時代に留学生として来日し、東海大学では主将を務めたアタアタ・モエアキオラ。今季はスーパーラグビーのチーフスでもプレー。
山田、立川、日和佐の落選。
落選が大きく取り上げられたのは、CTB立川理道とWTB山田章仁だ。彼らと同じ'15年のW杯メンバーでは、SH日和佐篤も42名のリストに含まれていない。
山田はモエアキオラに押し出された構図だ。立川はオールラウンドさでライバルに劣ったとみられる。
ジョセフHCは「代表に選ばれなかったからといって、ドアが閉まったわけではない」と言う。「スーパーラグビーや(6月下旬開幕の)トップリーグカップでアピールしてほしい。これからケガ人が出ることも想定しているので、どの選手もラグビー的にフィットしていることが大事だ」と続けた。
9大会連続9度目の出場で、日本は史上初の「トップ8以上」(薫田強化委員長)をターゲットとする。かつて感じたことのない名誉と責任を呼び覚ます自国開催のW杯へ向けて、選手のサバイバルとチームのビルドアップが並行して進んでいく。