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藤沢和雄、ぶっつけで桜花賞2勝目。
グランアレグリアと20年前の記憶。

posted2019/04/09 07:30

 
藤沢和雄、ぶっつけで桜花賞2勝目。グランアレグリアと20年前の記憶。<Number Web> photograph by Kyodo News

中111日という異例のローテでも強さを見せつけたグランアレグリア。藤沢師のプランは成功した。

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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Kyodo News

 4月7日、阪神競馬場で行われた桜花賞(GI、芝1600メートル)を制したのはグランアレグリア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だった。

 牝馬三冠レースの第1弾となるこのレースに藤沢和雄調教師は2頭の管理馬、すなわちシェーングランツとグランアレグリアを送り込んだ。

 グランアレグリアは2歳時にデビュー戦、サウジアラビアロイヤルC(GIII)と2連勝。3歳の頂上決戦は牝馬同士の阪神ジュベナイルフィリーズではなくあえて牡馬が相手となる朝日杯フューチュリティS(GI)に挑戦。アドマイヤマーズに敗れたものの1番人気に推され、馬券圏内の3着に粘ってみせた。

 しかし、この桜花賞はその朝日杯フューチュリティS以来、約3カ月半ぶりの実戦。阪神ジュベナイルフィリーズや前哨戦のチューリップ賞を含む4連勝中と順調に使われているダノンファンタジー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)に1番人気の座を譲った。

新馬戦以来となる再戦で。

 この両馬が相まみえるのはこれが初めてではなかった。

 2018年6月3日。東京競馬場で行われた芝1600メートルの新馬戦で、2頭はともにデビューを果たした。

 この時、勝利したのはグランアレグリア。2馬身差の2着がダノンファンタジーで牡馬最先着となった3着馬はダノンファンタジーから3馬身半、4着の牡馬は3着馬から更に9馬身突き放されるという結果に終わった。

 2頭の牝馬の強さばかりが目立つフィニッシュだったわけだが、中でも勝ったグランアレグリアのパフォーマンスは素晴らしく、順調ならGIを勝てる器だと思わせたものだった。

 それでもこの桜花賞のオッズを見ていると、やはりファンは休み明けという点に不安を抱えていたのだろう。ダノンファンタジーはデビュー戦でグランアレグリアに敗れているものの、今回は順調度の差で逆転可能と多くのファンが推察したようで、ゆえに2.8倍の1番人気。グランアレグリアは3.4倍で2番人気となった。

 ところが蓋を開けてみると、久々も何の、グランアレグリアの強さばかりが目立つ結果が待っていた。

【次ページ】 4コーナー手前で一気に先頭へ。

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