プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
オカダ・カズチカの涙に見えた想い。
MSGでのIWGP戦と柴田勝頼への誓い。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2019/03/25 18:00
強いオカダ・カズチカが帰ってきた! ニュージャパンカップ優勝と柴田勝頼の励ましの言葉で、勇躍MSGの決戦へ臨む。
IWGPをかけたSANADAとの対戦を!
「ただ本当にね、(シングルの連戦で)ボクもボロボロだったし、SANADAさんもボロボロだったと思うんで、またアメリカから帰ってきたら、ちゃんと『持って来る物』は持って来ますから、また次、やりたいなと。
せっかくこうやって、同世代で勢いがあるタイミングだからこそ、熱いうちにやっといた方がいいんじゃないかなと思います」(オカダ)
確かにオカダが言うようにSANADAには勢いがあった。地元ということもあったが、前夜には人気でも棚橋弘至を圧倒し、棚橋からギブアップを奪っての決勝進出だった。
決勝でもオカダと会場の声援を二分。是非IWGP戦としてのオカダとSANADAの戦いも見てみたい、と思わせるものがあった。
「持って来る物は持ってくる」というオカダの言葉を信じたい。
だがホワイトには、かつてのオカダの参謀だった外道がしっかりとついていることを忘れてはならない。