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“東のユタカ”1年3カ月ぶり復帰と
北村宏司の落馬。騎手が背負うもの。 

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2019/03/08 07:30

“東のユタカ”1年3カ月ぶり復帰と北村宏司の落馬。騎手が背負うもの。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

3月2日、吉田豊は3歳未勝利戦に出走したミヤビペルラに跨った。1年以上のブランクを取り戻せるか。

「何はともあれ無事に戻って」

 騎乗したミヤビペルラは吉田豊騎手と同じく大久保洋吉厩舎出身の高橋文雅調教師が用意してくれた馬だった。

「前日までは何てことなかったのですが、当日になったら無茶苦茶緊張しました」と同騎手。

 パドックでは心優しいファンから「おかえりなさい!!」という温かい声援も飛んだ。結果は13着に敗れたが、無事に上がって来たことに安堵の表情を見せ、笑顔で次のように語った。

「何はともあれ無事に戻って来られて良かったです。1鞍だけだったけど、筋肉痛になると思います」

北村宏司の落馬に心が痛む。

 吉田豊騎手が戦列復帰を果たした同じ日、同じ中山競馬場。この日の第1レースで目を覆いたくなるような光景があった。

 最後の直線で不利を受けた馬に乗っていた北村宏司騎手が落馬。後続馬の脚が彼の頭にぶつかった。その後、頭部外傷、意識障害、右側頭骨陥没骨折の疑いと発表された。

 およそ時速60kmで疾走する馬の上に乗るジョッキーという商売が危険と隣り合わせであることは誰もが知るところ。

 しかし、それでもこのような悲劇が起こると胸が痛む。

 復帰した吉田豊騎手の今後の活躍を願うと同時に北村宏司騎手が1日も早く健康な体を取り戻してくれることと、すべてのジョッキーが怪我なく素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを祈ろう。

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