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サンウルブズ名鑑は小ネタの宝庫。
ヘンカスのお茶目ポーズは必見。
text by
粕川哲男Tetsuo Kasukawa
photograph byKiichi Matsumoto
posted2019/03/02 08:00
サンウルブズが戦う相手のチームを名鑑でパラパラと見るだけでも、スーパーラグビーは格段に楽しくなる。
イケメンに美声に腹筋に。
レベルズのPR(プロップ)フェレティ・サアガの特技はピアノで、レッズのHOアレックス・マフィは釣りの腕がプロ級らしい。クルセイダーズのWTB(ウイング)ジョージ・ブリッジは顔もスタイルも美しい「ミスター・パーフェクト」、ワラターズのPRハリー・ジョンソンホルムスは美声の持ち主、ブルズのCTB/FB(フルバック)ジェシー・クリエルの腹筋は8パックだそうだが、この名鑑からは窺い知れないので深追いしたい。
また、白血病を克服したブランビーズのキャプテン、クリスチャン・リアリーファノ、心臓の病を乗り越えてSR復帰し、「何も怖くありません」と語るブルズのWTBコーナル・ヘンドリクスにはエールを送りたくなる。レッズの台風に遭い仮設住まいだった母に家を贈ったPRタニエラ・トゥポウも気になる存在だ。
ヘンカスのお茶目なポーズ。
サンウルブズにも魅力的な選手が多く、一押しはPRヘンカス・ファン・ヴィックか。出身国である南アフリカのブルズで2シーズン、ライオンズで1シーズンのプレー経験があるハードワーカーで、陽気な性格のムードメーカーでもある。好きな日本食は「福岡で有名なので」という理由から豚骨ラーメン。福岡県宗像市を本拠地とする宗像サニックスブルースでプレーしているだけに、と思ってクラブのオフィシャルページに突入すると、嫌いな食べ物は「うどん」。試合前に必ず「パスタを食べる」とあった。
名鑑ではヘンカスの顔写真をご紹介できなかったので、彼の愛くるしい笑顔とお茶目なポーズは、ぜひ、選手ギャラリーでチェックしていただけたらと思う。