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<MVP of the Series>
レアード「信じてくれた人のために」 

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

PROFILE

photograph byNanae Suzuki

posted2016/11/07 08:00

<MVP of the Series>レアード「信じてくれた人のために」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

 このフレーズ、そもそもはチームメイトの高梨裕稔の口癖だった。

「エー、ソウデスネ……」

 ファイターズの人気者、ブランドン・レアードがお立ち台に上がる。彼が高梨の口癖をマネてヒーローインタビューの質問にカタコトの日本語で応じるたび、スタンドはドッと沸く。たとえば、こうだ。

――効果的な3本塁打。好調の要因は?

「エー、ソウデスネ(笑)。Everyday……(以下、英語で)毎日、一生懸命、全力でプレーすることを心掛けているから、ああいうホームランが打てたのかもしれません。今日のホームランは、おじいちゃんが打たせてくれたものだと思っていますし、天国にいるおじいちゃんもMVPを獲ったことをきっと誇りに思ってくれていると思います」


 レアードにとっては、マイナー時代に優勝の経験はあるものの、トップリーグでのチャンピオンは初めてのこと。もちろんMVPを獲ったのも初めてだ。

「セカンドフライを(田中賢介が)捕ってスリーアウト、勝って試合が終わった瞬間、チームメイトが一斉にグラウンドへ飛び出してきました。そのときのみんなの満面の笑みを見ていたら、幸せな気持ちになりましたね。このために1年間、がんばってきたんだなという気持ちになりました」

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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