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<本田真凜、望結の母が語る>
我が子をスケーターにするには。 

text by

矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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posted2015/04/14 06:00

<本田真凜、望結の母が語る>我が子をスケーターにするには。<Number Web>
 何と4人もの子どもにフィギュアをさせている一家がある。
 送迎、教育、費用……。頭が痛くなりそうなこともあるのでは。
 我が子が「やりたい」と言ったとき、親はどうすればいいのか。

 多くの子どもたちがあこがれる銀盤の舞台に、4人のきょうだいを送り出している家がある。京都に住む本田家は、長男の太一くんと二女の真凜(まりん)さんが日本スケート連盟の強化選手で、2歳から子役としても活動している三女の望結(みゆ)さんは京都府の強化選手だ。3歳下の四女の紗来(さら)さんもフィギュア選手を目指している。フィギュア選手はどうやって育てたら良いのか。母親である本田真紀さんに話を聞いた。


 取材を始めると、人気子役の望結さんが、お盆にコーヒーを乗せて運んできた。

「どうぞ!」

 小さな手で器用にテーブルへ。真紀さんが「おままごとが好きで……」と微笑む。望結さんは部屋の隅のイスにちょこんと座り、(大人しく話を聞いてるよ)という顔をしている。

(子どもの前で話しにくくはないのかしら?)そんな筆者の戸惑いを瞬時に溶かしたのは、真紀さんの飾らない口調だった。

「主人がちょっと甘い分、私はすごく厳しいんですよ。でもみんな、お母さんが笑っているようにと思ってくれてるみたい。それがきょうだいの方針らしいです」

 優しくかつパワフルな声が響いた。


 本田家の子どもたちがフィギュアスケートと出合ったのはひょんなことがきっかけだった。今年20歳になる長女はフィギュアとは無縁。ピアノやお絵かきを習っていたが、3歳違いで生まれた長男の太一くんが、幼稚園の年少組に通っていたある日、足にビニール袋をつけて家の廊下で滑る遊びを始めた。

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