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3年ぶりのプレーオフで敗退。ヤンキースが迫られる世代交代。~田中将大も粘りきれず、重量打線も失速~
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byYukihito Taguchi
posted2015/10/25 06:00
ワールドチャンピオンは'09年が最後のヤンキース。田中は右肘に不安を抱えながらも12勝。
世界一27回を誇る盟主ニューヨーク・ヤンキースが6日、アストロズ相手に、一発勝負の「ワイルドカード(WC)ゲーム」を落とし、早々とポストシーズンの戦いから姿を消した。先発を託された田中将大が5回2失点と先行されただけでなく、看板の重量打線が低調のまま、散発3安打で完封負けを喫した。シーズン終盤に露呈した接戦での勝負弱さは、大一番でも変わらなかった。
開幕前は、ヤンキースの苦戦を予想する声が大半だった。絶対的なリーダーだった主将デレク・ジーターの引退に加え、薬物使用違反で1年間の出場禁止処分を受けたA・ロドリゲスの復帰がチームに及ぼす影響、エース田中の右肘痛など、不安視される材料は揃っていた。