SCORE CARDBACK NUMBER

まさかの二軍降格を経て、西川遥輝は目覚めるか。~厳しい処遇は、栗山監督の信頼の裏返し~ 

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

PROFILE

posted2015/10/09 06:00

 思えば、去年のCSを戦ったファイターズのトップバッターは9試合すべて、西川遥輝だった。そして今シーズンの開幕前、西川の起用法について訊くと、栗山英樹監督はこう言っていた。

「1番、西川、以上(笑)」

 じつはこのときに訊きたかったのは流動的だったポジションのことで、打順ではなかった。それでも、どこを守るにしても1番からは動かさない――「以上」という一言には、栗山監督の“1番・西川”に対する信頼感が込められていた。


 実際、開幕から1番・レフトを任された西川は、4月こそ低打率に苦しんだものの、5月になってから打ちまくって打率を一気に上げた。出塁して盗塁するだけでなく、ホームラン2本、三塁打はなんと6本。西川はこう話していた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 610文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

西川遥輝
北海道日本ハムファイターズ
栗山英樹

プロ野球の前後の記事

ページトップ