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カープは当たり前に“そんな存在”になった。
~長野の言葉が「普通」に響く理由~

posted2019/02/20 06:00

 
カープは当たり前に“そんな存在”になった。~長野の言葉が「普通」に響く理由~<Number Web> photograph by KYODO

巨人宮崎キャンプで新鮮なユニフォーム姿を披露した丸。開幕カードは広島戦だ。

text by

藤島大

藤島大Dai Fujishima

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photograph by

KYODO

 丸、去る。なんと巨人へ。昔の広島ファンなら、激しく憤るか、優しく背中を押すか、どちらかだろう。

 現在は違う。違う気がする。

 その中間。あるいは外。なんとなく認める。まさか納得をしているわけではないのだが、怒り、あきらめ、どちらとも微妙に異なる境地に感情はひしめく。

 そいつを、そうした心の動きを余裕と呼ぼう。さぁキャンプイン、いまセ・リーグの覇者とは、強き者とは、すなわちカープである。

 丸佳浩。千葉は勝浦育ちのマル。響きがよい。精悍にも柔和にも映る風貌もまたほどよい。なによりも遠くに飛ばし、着実につなぎ、よく走り、鋭く放る。四球をせしめる選球眼は心憎い。

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丸佳浩
読売ジャイアンツ
広島東洋カープ

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