“Mr.ドラフト”の野球日記BACK NUMBER
根尾昂はいつ中日で優勝できる?
松坂、田中、大谷の例を見てみると。
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byKyodo News
posted2019/02/06 11:45
与田監督から早期一軍合流の話も出ている根尾昂。中日にポジティブな空気をもたらしてほしい。
どの球団でも効果はあるもの。
人気者の入団から優勝までの最長期間は田中・楽天の7年だ。
もし根尾を1年目からショートのレギュラーで起用し続ければ、Bクラスが当たり前になっている中日でも7年以内で優勝できるのではないか……という楽天的な想像もできるのではないか。
日本の野球界全体を騒然とさせるほどの人気選手を入団させた効果は、どの球団でもいつか必ず出るのである。
根尾ほどのフィーバーは起こしていないが、'11年のドラフトで3球団から1位指名を受けた高橋周平が中日の一軍に定着したのは'18年である。
6年間、中日は高橋を二軍に塩漬けしたことになるがそれは間違いだったと思う。
その二の舞は、繰り返してほしくない。