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香川真司、移籍初戦で衝撃の2得点。
トルコでの半年がキャリアを左右?
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byAFLO
posted2019/02/04 12:05
移籍直後の初出場わずか3分で2ゴールを叩き込んだ香川真司。やはり彼の足から放たれる“魔法”は錆びついていない。
29歳、一線級でいけるはず。
2018年の初冬頃だろうか。ドルトムントで香川に単独インタビューする機会に恵まれた。いつも通りにこやかで、元気で明るく、楽しそうに見えた。ドルトムントでの出場機会に期待を抱いていなくとも、大切にトレーニングに臨んでいる様子もうかがえた。
そして迎えた2月3日、香川は移籍後初戦となったアンタルヤスポル戦で後半36分に途中出場。するとファーストプレーのドリブルシュートで移籍後初ゴール。そして後半39分には直接FKからこの日2点目を奪ってみせた。
最高のデビューを飾った香川。ベシクタシュに馴染むのにもう少し時間がかかるかもしれないが、それでもこの半年で復活して次のステップに進まなくてはいけない。香川はまだ29歳、第一線でプレーできるはずだし、その舞台はトルコでもいいが、違う環境でもいいはずだ。
ベストは夏以降にスペインでプレーする姿を見ることだが、いわゆる4大リーグの舞台にもう一度返り咲かなくてはいけない。トルコでの半年間はそのための大事なプレー機会となる。
フレッシュで新たな挑戦である一方、なかなかハードルの高い挑戦が始まった。