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トルシエ、カタール戦の森保Jを嘆く。
「優しさに満ちて無味無臭だった」
text by
田村修一Shuichi Tamura
photograph byTakuya Sugiyama
posted2019/02/05 11:30
オーバーヘッドによる先制点を決めたカタール代表のFWアルモエズ・アリ。トルシエをして「別世界のシュート」と言わしめた。
森保監督の批判は誰にもできない。
――それはそうです。
「だが今の日本代表チームは、それでも契約条件を満たしたと思うが。
決勝に進んだ森保監督を批判することは誰にもできないはずだ。彼はチームを構築し、まだまだ仕事はあるとはいえ、ここまで素晴らしいパフォーマンスを発揮したのは間違いないのだから。
カタールに負けたのは異論の余地がなく……ちょっとフランス対ポルトガルのEURO2016決勝に似ていた。敗北にフラストレーションが溜まったのも」
――私はむしろフランス対クロアチアのワールドカップ決勝になるかと予想していたのですが、フランス対ポルトガルになってしまいました。
「フランスにとって苦い敗北だったが、それが2年後のワールドカップ優勝に繋がった」
――日本もフランスのようになるといいです。メルシー、フィリップ。