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これは単なるボウリング賛歌ではない!
桑田佳祐の『レッツゴーボウリング』現象。
text by
瀬尾泰信(Number出版部)Yasunobu Seo
photograph byVictor Entertainment
posted2019/01/16 15:00
元旦に発売された『レッツゴーボウリング』通常盤(ピンズ付き/クリーム色)のパッケージと桑田佳祐。
この曲が生まれるまでの純粋な思い。
『レッツゴーボウリング』は、1月14日付のオリコン週間ランキングで1位となり、最年長シングル1位記録の更新とともに(62歳11カ月)、30代から60代の4年代連続シングル1位という、前人未到の記録を打ち立てた。
平成最後の「紅白」のトリを見事に飾った日本最高峰のアーティストの、現在は決してメジャーとはいえないボウリングというスポーツへの愛。
「KUWATA CUP」開催を通じてボウリングを盛り上げていくだけでなく、CDへの「モノ」としてのこだわりを通じて、世の中全体へとメッセージを発信していくその純粋な思いが、『レッツゴーボウリング』のヒットへとつながった大きな理由のひとつだろう。
『レッツゴーボウリング』を聴いて、ボウリング場で仲間とプレーし、笑いあう。
桑田佳祐は、そんなシーンが日本全国のボウリング場で少しでも多く見られることを、夢見ている。