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“福西崇史監督”が明かす就任経緯。
「現役復帰で悔しさを味わったから」

posted2019/01/09 17:00

 
“福西崇史監督”が明かす就任経緯。「現役復帰で悔しさを味わったから」<Number Web> photograph by Satoshi Shigeno

期間限定で選手復帰した福西崇史は、一回り若い選手に当たり負けしない場面も。今年は指導者としての第一歩を踏み出す。

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福西崇史

福西崇史Takashi Fukunishi

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Satoshi Shigeno

 2019年、南葛SCの監督に就任することになりました。自分にとって指導者としての第一歩なのでドキドキ感があります。昨年は選手として現役復帰しましたが、そこで感じたこと、そして指導者になろうと決断した経緯を話しますね。

 クラブから選手としてのオファーがあったのはロシアW杯が終わった、2018年8月のこと。南葛SCは現在東京都社会人1部リーグに所属していますが、将来的なJリーグ入りを目指しているクラブ。「ピッチ内で経験を伝える役割を果たしてほしい」、「ピッチ内でどう状況判断していくかを伝えてほしい」など熱意ある言葉を受けて、「もちろん自分で良ければ」と、期間限定での復帰を決めました。

復帰して実感した大変さ。

 そこから11月の関東社会人大会を目指してトレーニングに臨んだんですが、何よりも大変だったのが、自分のコンディションを上げていくことでした。まず練習中にケガをしてしまっては、選手としてプレーができないですからね。

 よく「トレーニング、本当にフルで参加していたんですか?」と聞かれたんですが、もちろん、やるからには本気でやりましたよ(笑)。とはいえ最初の方はフルメニューで参加しながら、段階的に自分の身体を鍛えていくイメージでした。

 その中でも特に気を使ったのは守備の部分。どうしても球際で身体を入れたりするので、自分の中で制限していた期間もありました。「ここまでやってしまうと、どこか痛めてしまうかも」というのは感覚的に分かりますからね。

 実際、トレーニングをしていくうちに、ケガしそうになったことは何度もありました。練習後には足が痛いことは当たり前だし、Jリーグでプレーしていた10年前に比べると年齢を重ねているわけだから、回復力も落ちている。約2カ月のトレーニング期間を経て、11月の関東社会人大会に無事臨めました。ただしそこで試合に臨む難しさを感じたわけですが……。

【次ページ】 初戦から感じた難しさとは。

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