ゾマーと西川周作は似てる!?

　コバチ監督は厳格な管理主義者で、携帯電話の使用を制限したり、体調管理のための血液検査を課したりして選手の不評を買ったようですが、結果が伴えばそんな雑音もすぐに消え去ってしまうものです。

　第11節のドルトムントとの直接対決は2－3で落としましたが、バイエルンが首位をターゲットに見据える状況はむしろ脅威で、ウィンターブレイク明けの後半戦への興味が俄然そそられます。

　また、今季の前半戦で好調を維持したのはヘキンク監督率いるボルシアMGです。

　前半戦最後のゲームでドルトムントに1-2で競り負けたために3位へ後退しましたが、斬れ味鋭いカウンターを武器にした彼らのサッカースタイルは爽快感を漂わせていて、観る者を楽しませてくれます。

　ちなみに僕の注目はスイス代表GKとしても活躍するゾマーです。彼はスキルフルな足技で最後尾からゲームをコントロールするだけでなく、俊敏な動き出しでビッグセーブを連発するファンタジックな守護神。183センチ、79キロという体躯は浦和レッズ所属の西川周作選手とほぼ同じ。そのプレースタイルも似通っているように見えて、僕は密かにゾマーのことを「メングラのシュウちゃん」と呼んでいます。

ハノーファーはオフ返上……。

　ウィンターブレイク中のブンデスリーガ各クラブは、チーム事情によって中断期間中の過ごし方が異なります。

　大抵のチームは約1週間程度のオフを挟み、年明けから短期キャンプを張ってチーム強化に努めます。ただ、下位に低迷するチームは悠長に休むわけにもいかず、オフ返上で練習を敢行するところもあるようです。

　現在17位と降格圏に位置するハノーファーは前半戦最後のゲームでデュッセルドルフに敗戦したため、この時点でオフ返上が決定したのだとか。いやはや、何とも厳しい。

　チームを離脱して日本代表の一員としてアジアカップに参加する原口選手、そして足の付け根の肉離れで戦線離脱を余儀なくされた浅野拓磨選手は、その練習に参加しないようですが、ブライテンライター監督としては早期巻き返しを図ってチームを立て直したいところでしょう。

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