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宇野昌磨が、結果を求めはじめた。
全日本選手権は「壁」を超える舞台。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAasami Enomoto

posted2018/12/17 08:00

宇野昌磨が、結果を求めはじめた。全日本選手権は「壁」を超える舞台。<Number Web> photograph by Aasami Enomoto

グランプリファイナルでの演技には満足していないと宇野昌磨は語った。2018年はまだ終わっていない。

「落ち込んでばかりもいられません」

 ただ、宇野自身は悔恨を語るが、見方を変えればこう捉えることもできる。

 今シーズンもコンスタントに試合に出て、常に上位の結果を残し続けているのは地力がある証だ。優勝できなかったことに歯がゆさを覚えるのも、トップを争う位置にいることをあらためて示していることになる。

 あるいはこうも言える。

 世界のトップを争うスケーターの1人である宇野が、強まった責任感とともに次のステージへと進むための生みの苦しみにあるのが、今シーズンなのだ、と。

「落ちこんでばかりもいられません」

 苦しくても前を見据える宇野が、乗り越えなければならない壁を乗り越えたとき、どのような姿を氷上で見せることになるのか。

 今度こそ、壁を越えるために。

 そんな思いとともに、2018年を締めくくる全日本選手権の舞台に立つ。

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